住宅確保給付金について(大崎市の場合)

いつもお世話になっております。宮城県大崎市古川にある遊佐行政書士事務所の遊佐です。

今回紹介する新型コロナウイルス関連に関する給付金は「住宅確保給付金」と呼ばれる給付金です。知らない方がほとんどではないでしょうか?私も聞いたことがない給付金でしたが、今後活用したほうが良い方が増えると思ったのでまとめてみました。

※市町村によって要件や金額が変化しているのでご注意ください。
※以下は宮城県大崎市の場合の2020年5月6日現在の情報です。

宮城県の住宅確保給付金に関する関連サイトはこちらです
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syahuku/jyukyokakuho.html

大崎市の住宅確保給付金に関する関連サイトはこちらです
https://www.city.osaki.miyagi.jp/index.cfm/46,37776,232,html

2020年5月1日より新型コロナウイルスの暫定措置が始まりこれまでより要件が緩和されました。私のほうで簡単にまとめてみます(大崎市の場合)。

【概要】
離職や新型コロナウイルスによる休業により経済的に困窮している方に対し一定期間家賃を給付額のする制度です。

【支給要件(主なもの)】
① 離職・廃業後2年以内の方
② やむを得ない休業等により離職・廃業と同程度の状況にある方

【収入要件・資産要件・家賃給付額】
〇単身世帯
・収入要件→117,000円以下
・資産要件→492,000円以下
・家賃給付→上限35,000円

〇2人世帯
・収入要件→166,000円以下
・資産要件→744,000円以下
・家賃給付→上限42,000円

〇3人世帯
・収入要件→206,000円以下
・資産要件→960,000円以下
・家賃給付→上限46,000円

〇4人世帯
・収入要件→245,000円以下
・資産要件→100,000円以下
・家賃給付→上限46,000円

〇5人世帯
・収入要件→284,000円以下
・資産要件→1,000,000円以下
・家賃給付→上限46,000円

【支給期間】
原則3カ月。ただし、求職活動等を誠実に誠実に行っている場合には最大9カ月まで延長可能。

【審査期間】
窓口に問い合わせしたところ約1週間~2週間程度とのことです。

【支給方法】
大崎市から賃貸人・不動産仲介業者などの口座に直接振り込まれます。

【受給中の義務】
月に1回自立相談支援機構(ひありんく)等による面談などの支援を受けること
(※新型コロナウイルスの影響による暫定措置として条件が緩和しています)

【申請書類(主なもの)】
申請書、確認書、本人確認書類、離職や収入減少がわかる書類、賃貸借契約書、金融機関の通帳の写し等

【窓口】
大崎市の場合は大崎市自立相談支援センター「ひありんく」

以上のような制度内容です。これまでは要件が厳しくほとんど利用されていなかったようですが、新型コロナウイルスに影響により要件が変更されたので家賃が払えないような状況で困っている方は大崎市自立相談支援センターや不動産会社に確認してこちらの住宅確保給付金も活用していただければと思います。

私のような行政書士がこちらの住宅確保給付金に関与することはありませんが、住宅の家賃の支払いで困っている方のご参考になれば幸いです。

2020年05月06日