【持続化給付金】確定申告書に収受印がない場合の対処方法について

いつもお世話になっております。宮城県大崎市古川にある遊佐行政書士事務所の遊佐です。

持続化給付金の申請に関しまして、申請する上で一番どうすればいいのか困るのは確定申告書の提出方法かと思います。
申請する時に「税務署の収受印入り」の確定申告書の添付が必要となっているのですが、税務署の収受印がない場合どうすれば良いのか今回紹介していきたいと思います。

① 原則通りの税務署の収受印入り確定申告書
確定申告書を税務署の窓口で提出すると「古川税務署 令和2年2月16日 文章収受」のような丸い受付印が押されます。この形が一番基本的な形で分かりやすいと思います。

② 確定申告書に収受印がないが受付日時と受付番号がある場合
収受印がありませんが、確定申告書の右上のほうに「受付日時2020/2/16 12:25」「受付番号 1234-5678-9012-3456-7890」のように受付日時と受付番号が印字している確定申告書の場合です。この場合もこのまま添付することにより申請が可能です。

③ 収受印がないが「メール詳細」等の控えがある場合
確定申告書に収受がない場合でも「メール詳細」と呼ばれる提出の日付や時間が記載されている控えがある場合にはこちらを合わせて添付することにより添付することが可能です。

④ 確定申告書の控えはあるが収受印等がない場合
郵送などにより確定申告書をした場合などは収受印がなく、受付番号なども記載がありませんが。この場合には納税証明書の添付が必要です。
納税証明書の種類はたくさんありますが、「その2 所得金額用」を取得する必要があります。なお、大崎市の場合は古川税務署の1階で取得可能です。

⑤ 所得税の確定申告書がないが市民税県民税の申告書がある場合
所得税の確定申告書がないが、市民税県民税の申告書はあるという方がいるかと思います。この場合にはこの収受印入りの市民税県民税の申告書を添付することにより申請が可能です。この場合には「特例A」で申請することになります。

⑥ ⑤の場合で市民税県民税の申告書に収受印がない場合
⑤の場合で市民税県民税の申告書に収受印がない場合でも申請が可能です。所得税の確定申告書に収受印がない④の場合ですと納税証明書の添付が必要となりますが、市民税県民税の申告書に収受印がない場合は納税証明書の添付は不要となりそのまま申請することが可能ですので気をつけてください。⑤と同様に「特例A」での申請となります。ただし、この場合には通常よりも審査期間が長くなります。

以上、持続化給付金の申請に際して注意したいポイントをまとめました。参考にしていただければ幸いです。

2020年08月17日